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講演:死刑廃止運動の安田弁護士、裁判員制度の問題点を指摘 /山口

 死刑廃止運動に取り組んでいる安田好弘弁護士(60)=第二東京弁護士会=が13日、山口市亀山町の山口カトリックセンターで「生命を守るたたかいとは-裁判員制度と死刑」と題して講演した。アムネスティ・インターナショナル日本山口グループ(山口市)の主催で、市民ら約100人が参加した。

 安田弁護士は、光市・母子殺害事件の差し戻し控訴審や和歌山カレー事件などで主任弁護人を務めた。

 安田氏は来年5月からスタートする裁判員制度について持論を展開。被害者の家族らが法廷に参加した場合について「泣き崩れ、被告を死刑にしてくれと叫んだらどうなるか。市民裁判員は感情に支配された判決を出す恐れがある」と指摘した。

 また、理由なく裁判員になることを拒否すると過料を受けることなどを説明し「裁判員制度は21世紀の徴兵制」と言い、問題が多い制度だという認識を示した。

〔山口版〕

毎日新聞 2008年9月14日 地方版

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