威勢よく街中を引きまわされるだんじり=13日午前、大阪府岸和田市、諫山卓弥撮影
威勢よく街中を引きまわされるだんじり=13日午前、大阪府岸和田市、諫山卓弥撮影
重さ約4トンのだんじりを数百人が引き回す勇壮さで知られる「岸和田だんじり祭(まつり)」が13日、大阪府岸和田市で始まった。夜明け前から大勢の見物客が訪れ、岸和田、春木の両地区合わせて35台のだんじりが市内を走った。祭りは14日まで。市は計60万人の人出を見込んでいる。
まだ薄暗い午前6時、祭りの名所「カンカン場」の交差点に「ソーリャ、ソーリャ」「オイッサァ、オイッサァ」の掛け声が響いた。太鼓とかねの音が速くなり、スピードを増しただんじりが交差点を直角に曲がる「やりまわし」が次々に決まると、歓声がわき上がった。
今年は岸和田地区のうち宮本町と北町が約90年ぶりにだんじりを新調し、見物客の注目を集めている。