ニュース: 生活 RSS feed
ペットの骨 袋詰め保管 兵庫の動物霊園“墓ない”現状 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:女性
兵庫県宝塚市の「宝塚動物霊園」で、共同埋葬するために火葬したイヌやネコなどの動物の骨の一部が土(ど)嚢(のう)袋に収容されたまま、埋葬できない状態に陥っていることが3日、分かった。共同墓地の収容量が飽和状態になったためで、保管されている遺骨の詰まった土嚢袋は1000袋近くに上っている。運営会社は新たな共同墓地を設置する方針だが、利用者からは「埋葬してくれていると信じていたのに…」との憤りの声も上がっている。
運営会社によると、共同墓地は、建屋底部に納骨スペースを設置し、火葬された骨を埋葬する仕組みで、埋葬料は1体約5000円。共同火葬したペットの骨などを納骨している。1日平均9体の骨を埋葬しているが、納骨スペースが飽和状態となっており、現在は骨の一部を共同墓地の納骨スペースに埋葬し、残りを土嚢袋に詰めて保管しているという。
霊園は経営者がたびたび変わっているが、これまでの経営者が共同墓地の増設などの対応を取っておらず、骨の一部だけを共同墓地に納骨する対応は、現在の運営会社が経営を引き継いだ平成15年1月以前からあったという。今の運営会社は「今は袋に入れているが、これが良いとは考えていない。今年中に新しい共同墓地をつくり、そこに埋葬したい」としている。