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サイゼリヤ |
ハンバーグステーキ399円!ミラノ風ドリア299円!グラスワインに至っては、たったの100円!驚きの安さで料理を提供しているのは…
イタリアンレストランチェーン“サイゼリヤ”。
全国に775店舗、その年商は828億円!
大成功のヒミツ、それは一見レストランチェーンとは関係がなさそうな、理科系戦略!取締役12人中、なんと8人が理科系なのです!もちろん、創業者の正垣泰彦社長も東京理科大学で理論物理学専攻のバリバリの理科系。今日はそんな理科系社長がスタジオに登場。サイゼリヤの科学的経営戦略を大解明しちゃいます!
理科系戦略で大成功!
東京理科大学時代、食堂のアルバイトで飲食業に興味を持った正垣青年。

料理修行の為、千葉県の洋食店「サイゼリヤ」で働くことにしました。その後、店長に料理の腕が認められ、東京理科大学4年の時、店を譲り受けることになりました!オーナーとなった正垣青年がまず初めにやったこと…
それは“食品の消費伸び率のデータ分析”。

分析の結果、世の中ではパスタ・トマト・チーズの消費量が伸びていることが判明しました。「これからはイタリア料理だ!」と、データからそう確信した正垣青年は、普通の洋食屋だった店をイタリア料理店として再スタート!
しかし、味には自信があったのですが、さっぱり客が来ません。そこで、半ばやけくそでメニューを7割引にしたところ、なんと2時間待ちの大盛況!当時について、取締役第5事業部の山本慈朗部長にお話を伺うと…
山本部長:食べ終わったお客さんが帰れない位、お客さんが狭い階段で並んでしまってね。それで2店目を出した訳です。
この激安路線がウケて、サイゼリヤは大繁盛!とはいえ、この時点では支店が少し増えたというレベル。

しかし、この時に正垣社長は来るべきチェーン展開を想定して、福島県に広さ4万坪の専用農場の購入を計画していたのです。当時を知る農家の鈴木敏暉さんにお話を伺うと…
鈴木さん:(正垣社長から)「うちは1000店舗やるよ!」と言われました。私らと一緒にいた人たちは「社長はラッパ師だべ!」と言うような話まで出る位でした。
あまりにも壮大な計画に、大ボラ吹きと言われてしまった正垣社長。現在ではチェーン展開を進め、775店舗の直営店を運営するほどまでに成長しました。

その急成長した最大のポイントは、驚きの安さ!メニュー70品全部を食べても、26000円と超激安!でも、なぜそんなに安くできるのでしょうか?
その真相を探るべく、メニュー開発をしている現場を直撃!

さぞや色んな新製品を開発しているのでしょうね。ところが、出てきたのは人気の定番メニュー“ミラノ風ドリア”。

1日6万皿も出る定番メニューを今さらどうするのでしょうか?
内村さやかさん(製品企画コーディネーター):定番だからこそ改善し続けているんです!
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