フットサル、日本代表３失点でウクライナに完敗

日本代表-ウクライナ代表　前半１１分、巧みなボールさばきで攻め入る比嘉（５）＝撮影・幾野慶子

　フットサルのアジア選手権（１１日開幕・タイ）の壮行試合、日本代表-ウクライナ代表第１戦は１日、神戸市のワールド記念ホールに２２８１人を集めて行われ、日本は０-３（前半０-２）で敗れた。

　日本は前半１２分に先制を許すと、同１９分と後半早々にも失点した。後半は岸本武志（シュライカー大阪）藤井健太主将（バルドラール浦安）らが決定的なシュートを放ったが、ＧＫの好守に阻まれた。

　１６カ国・地域で争うアジア選手権は、上位４チームが９月末にブラジルで開幕するワールドカップ（Ｗ杯）の出場権を得る。壮行試合第２戦は４日に東京・国立代々木競技場で行われる。

　決定力不足浮き彫りに

　日本は過去２分け１敗のウクライナに、またも勝てなかった。後半残り７分からＧＫに代え、フィールドプレーヤーの比嘉（デウソン神戸）を入れて攻勢をかけたが、再三の好機もゴールを割れなかった。

　日本は前半、守備を固めてカウンター攻撃を仕掛ける作戦だったが、落ち着いてパスを回す相手にボールを支配された。セットプレーから先制点を許すと、前半終了間際には守備の裏に飛び込まれて２点目を奪われた。

　比嘉は「速いカウンターへの対応と、決定力の向上」を課題に挙げ「次戦ではきちんと修正し、いい流れでアジア選手権に挑みたい」と意気込んだ。

(5/2 09:39)