猫町ブログ

木曜日からはじまった「ますむらひろしの世界」展、会場の様子です。

初期の原画のプリントと、造形作家HISOKAさんの作品を展示した2階ギャラリー。



1階ギャラリーではカレンダーの原画をご覧いただけます。



新作のコミック手ぬぐいシリーズ。



5枚組みのポスターセットは、風合いのあるマットな厚紙に、細い線や深い黒の色を忠実に再現するために、特殊なインクで三層にプリントした美術印刷です。

２Fギャラリーでは北田友二さんの写真展です。
会期後半は28日（木）〜31日（日）。



以下、会場に掲示されている北田さんの「ごあいさつ」から抜粋

……
　今回の写真展は、愛知県三河湾に浮かぶ３つの島々、日間賀島、篠島、佐久島で暮らす猫たちの生活の記録です。

　タコが名物の日間賀島は観光が盛んで、島の入り口には、大きなタコのモニュメントが出迎えてくれます。
　シラスが名物の篠島。海岸の方へ歩いて行くと、シラスを日干ししている風景に出会います。そのシラス台の下には、猫たちの姿もチラホラ…。いい香りに誘われてやって来たんだね。路地は狭く入り組んでいて、まるで迷路の様。そんな路地の途中で出会った、ふわふわの白猫さん。ご主人の帰りをいつも路地で待っているので「マチコ」という名前になったそうです。
　大アサリが名物の佐久島。この島で出迎えてくれたのは、食堂のメニュー看板の下でお昼寝をしていた猫さん。看板猫かと思いきや、店の女将さんに聞いてみたところ、野良猫さんでした。

　都会よりゆっくり時間が進んでいるような、のんびりとした島々の風景に惹かれ、僕は時々猫たちに会いに行きます。
……



　会場の片隅に設けられたスペースで、くつろぎながらノートにご感想を書いてくださるお客様もたくさんいらっしゃいます。
　のんびり島の猫たちの写真を見ているうちに、なごやかでハッピーな気分になるのではないでしょうか。



北田さんの写真は、今発売中の雑誌でも紹介されています。
書店で見かけたら、ぜひお手に取ってみてください。





北田友二さんのHP『ねこまんま』

小出信久さんのミニチュア木彫の世界。
会期の前半の様子です。

細かなところまで愛情を込めて作られた、数センチから数ミリの作品。
スタッフの私たちは何度も拝見しているので、その緻密さは承知しているはずなのですが、作品を目の前にすると「すごぉ〜〜〜〜い！！　ちっちゃ〜〜〜〜い！！」と、感嘆の声をあげずにはいられません。



でも、困るのは会場風景の撮影です。
全体を撮ると、↓ご覧の通り、何があるのかさっぱりわからない写真に…。



そこで、実演で制作されている小出さんの様子を……。



でも、これでも何をしているかよくわかりませんね。（苦笑）
というわけで、魔法の指先をクローズアップ！



カメラに写るように“大きめ”の猫を選んで実演してくださいました。

会期の後半は８月28日（木）〜８月31日（日）です。
ぜひ“小さいねこと小さい仲間”に会いにいらしてください。

現在、ブログのサーバーで画像が表示されない障害が発生しており、メンテナンス中とのことです。
復旧までは画面が非常にお見苦しいと思いますが、しばらくお待ちください。

2Fギャラリーで開催中の わたる写真展「TODAY」 の会期も、残すところ今日と明日、2日間になりました。




透明感のある独特の色が魅力的なわたるさんの写真、その色の秘密（？）を伺いました。
わたるさんが撮影に使用するのはカラーのネガフィルム、それをパソコンに取り込んで色調整をするのだそうですが、ポジフィルムと違って画像が反転しているため、フィルムの色にとらわれることなく、記憶に残っているその場の空気や色に近づけるように色を決められるそうです。

わたるさんの記憶というフィルターを通ることで、猫たちの感じている風や光まで定着しているようなやさしい作品になるんですね。

自家制作のミニ写真集も素敵なデザインで評判です。



もちろん、おなじみ愛猫の「あるみ」ちゃんのコーナーもますます充実。
今回はこんなお洒落なフォトボックスも展示されています。



この週末、熱い北京オリンピックもいいですが、クールな写真展で穏やかなひとときを過ごしにいらっしゃいませんか？