2008.09.11公開 3Dゲームを安く綺麗に立体視しよう2008.09.15更新
映像が立体的に見えます.ステレオ写真の動画版ですね. nVIDIAのVGAを使用しているのなら無料の3DStereoドライバを入れることで DirectXの3Dゲームなどを立体視することが出来ます. ATIのVGAは残念なことに同様のドライバを出していません.有料($49.99) ではありますが,iZ3Dドライバを使用することで最新のVGAやRADEONでも立体視が可能になります. どちらのドライバでも,赤と青のセロファンを貼った3Dめがねを作って 立体視を試してみることができるので,とりあえず試してみてはいかがでしょうか. まずはnVIDIAの3DStereoについて詳しい設定や対応VGA等以下に紹介していきます. 3DStereoの立体視機能は相当古いVGAにも対応しているのですが, ステレオ表示は負荷が大きいので7900GS以上のVGAが欲しいところです. CPUも高速なものが欲しいです.しかし,最近ようやく出た8シリーズ以降対応の 3D Stereoドライバは,高価なZalmanの3D液晶ディスプレイとアナグリフ(いわゆる赤青めがね)にしか 対応していません.それ以前の3D StereoドライバではGeForce7シリーズまでしか対応していません. ちなみにどちらもSLIに対応しているのかどうかは知りません.ごめんなさい. 7シリーズまでならドライバはNvidiaではなくguru3Dから適切なものをダウンロードしてください. http://www.guru3d.com/ 3D Stereoドライバは通常はForceWareと同じバージョンにしてください. 当方の7900GTO(GTXのBIOSに書き換え)では,同じくバージョンの組み合わせを いくつか試したところ,6800・7600GS・7900GSでは問題なかったのが,3Dアプリ使用中に 立体視を入り切りできる設定だと,立体視をオンにしたとたんブルースクリーンが出てしまいました. ですがStereo 162.50 + VGA ドライバ169.44の組み合わせだと問題ありませんでした.
画面のプロパティ-設定タブ-詳細設定-VGAのコントロールパネル から ステレオプロパティをクリック(ステレオプロパティが表示されないときは コントロールパネルのユーザーインターフェイスをクラシックにしてください) 100番台以上のドライバをインストールした場合は 以下のようにレジストリを弄ってクラシックパネルにできます. [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NVIDIA Corporation\Global\NvCplApi\Policies] "ContextUIPolicy"の値を1に変更 この操作でクラシックパネル表示させても,nVIEWのタスクバーアイコンを非表示設定にすると 次回の起動以降クラシックパネルが表示されなくなってしまいます. そうなってしまった場合はもう一度上記操作と以下レジストリも弄ってください. [HKEY_USERS\S-1-5-21-*-*\Software\NVIDIA Corporation\Global\NVTweak] "NvCplHideDesktopContextMenu"の値を0に変更(*-*の範囲の値は不定です) クラシックパネルが表示できたら,その中のステレオプロパティーから ステレオ有効モードのホットキーで有効(初期設定でCtrl+Tで立体視のオンオフが出来ます) ステレオタイプをとりあえず Anaglyph に設定して適用を押してください. 次にステレオの設定とテスト-テストアプリ起動をクリックして nVIDIAのロゴが回転しながら手前と奥の間で動く,赤と青の2つの画面が ダブった様な表示がされれば3D Stereoは機能しています. 正常な動作を確認したら Esc でテストアプリから抜けます.ちなみに ステレオプロパティ-アナグリフステレオ で赤青メガネを好きな色に変更できます. fig.1 クラシックパネル-ステレオ設定 fig.2 テストアプリでの3Dオン・オフ
フルスクリーンで立ち上げてみましょう.立ち上がったらCtrl+Tをおして設定した2色のダブった 画面になったでしょうか?セロファン3Dめがねをかけて問題なく立体視できたでしょうか? Ctrl+F3・Ctrl+F4で飛び出し具合の調整(通常はfig.1のステレオ分離度を100%にして 立体視中に弄らなくてもいいと思います)Ctrl+F5・Ctrl+F6で引っ込むか飛び出すかの調整 (手前にある物体が引っ込む場合,本来とは左右逆の映像を見ているので セロファンの色を逆にするかこの設定で飛び出すように調整してください.) ステレオモードをオンにしても表示がおかしかったりオンにならない場合,アプリケーションの設定で AAやAF,HW Tnl,VS等の設定をオフにしてみてください.
・液晶シャッターメガネとCRTモニタ ・ヘッドマウントディスプレイ ・3D立体視対応の特殊な液晶モニタ ・プロジェクター2台,シルバースクリーン,偏光板,偏光メガネを用いる ...などの方法がありますが,これらの方法は入手性,設置場所,価格の問題から なかなか難しいです.さらにいえばけっして満足できる画質ではありません. 最近は比較的安価な3D液晶モニタが出てていますが,Zalmanの製品はインターレースで 偏光メガネを使う方式で画質も価格も不満です.iZ3Dという,前面後面の液晶二枚重ねで 偏光メガネ方式の22インチワイド599ドルという魅力的な製品があるのですが 画質はどうなんでしょうね...?日本では扱って無くて残念です. http://iz3d.com ところで,iZ3Dの凄い所は,前述のとおり,独自ドライバを使用していて nVIDIAでもATIでも!!動作することです.現在ドライバのみを$49.99で...ダウンロード販売なのかな? トライアルバージョンで私が試したゲームの範囲では,立体視時に3DStereoより3〜8割も フレームレートの上昇が確認できました.素晴しいです.3DStereoではできてiZ3Dでは 立体視できなかったゲームもありましたが,逆もまた然りでしょうしさらなる進歩に期待しています. 今回ここで紹介する現実的な方法は,液晶モニタを2台用いた交差法での裸眼立体視です. メガネを装着する必要が無いので鮮明・低価格で片目あたりモニタ一台と60Hz確保でき, HMD同等の分離された映像で高画質な立体視を安価に楽しめます. VGAに2台液晶を接続し,同じ仰角で二台平行にくっつけて設置したらfig.1ステレオ設定の ステレオタイプをDual VGA Output(Dep3D)にして適用をクリック.次にnViewディスプレイ設定の nViewを”クローン”にして(Dual Viewじゃダメです!これにはちょっとてこずりました^^^;;) 向かって右側のディスプレイをプライマリディスプレイに設定します. 交差法は右目で左の画面を,左目で右の画面を見ます.より目にして遠くを見る要領で, 二つの画面が重なって1つの画面になってくっきりと立体的に見えるよう頑張ってください. 片目で2画面見えるわけですから,最終的には立体的な画面の両端にぼやけ気味の画面が 1画面ずつ,合計3画面見えるはずです.平行法よりずっと簡単で慣れやすいです.難しいときは画面から離れるか分離度を下げて見てください.また,立体視時に像がぼけ,面倒な画面の向きの調整をしなくて済むように液晶は必ず同機種を2台用意してください.
ようですが力不足なのであまり意味はないです.まずは次のリンク先からiZ3D Driver BETA 1.09 B2を ダウンロードしてインストールしてください.専用モニタとアナグリフ以外の設定は有効期間30日の トライアルバージョンです http://iz3d.com/t-dcdriver.aspx 液晶2台で立体視する場合はセットアップ中のインストールするコンポーネットの選択で Dual Projectors Outputにもチェックを入れてください. fig.3 インストールするコンポーネントの選択
アナグリフ(赤青セロファンメガネ)かDual Projectors Output(ディスプレイ設定をDualViewに, プライマリディスプレイを右側にすること)に設定し,とりあえずほかの設定は 初期状態のままにしておいてください. fig.4 Output設定
テンキーの*でステレオをオンにしてみてください.問題があれば対象の アプリケーションの設定でAAやAF,HW Tnl,VS等の設定をオフにしてみてください. ステレオモード時はテンキーの"-"と"+"で分離度(飛び出し具合)の調整, テンキーの"shift +"と"shift -"でモニタから飛び出して見えるか モニタの中に引っ込んで見えるかの境界面の位置調整ができます. ひとつのオブジェクトを大写しにするような場合は分離度500-1000%程度がお薦めです. 次にその分離度で破綻がないよう・立体視し易いように境界面の位置を調整してください. 3DStereoドライバより圧倒的に軽く,RADEON等の最新の高性能なVGAにも対応していて すぐにでも飛びつきたいのですが,やりたいゲームが一部動作しなかったのが残念でなりません. 悩ましい...もし有料ドライバを購入したときには記事書きます. |
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