○ホースダンス (アンダルシアンの演技)
アンダルシアンは、主にスペインのヘレス・コルドバ・セビリアなどの太陽がさんさんと降り注ぐ地域で飼育されており、スパニッシュホースの名で呼ばれ、スペインの闘牛士の伝統的な乗馬として使われてきました。また、デンマーク・スペイン・イギリスなどの王室用馬の基礎として用いられていることでもよく知られる高貴な品種であるとともに、強い脚と柔軟な関節を持ち、軽やかな歩き方をしており、その天性のバランス、従順な性質から馬を使った高等演技に非常に適した品種です。 当苑では、アンダルシアンが、騎乗者とともに、音楽にあわせて演技をご披露します。「スペイン常歩」「横歩」「パッサージュ」のような、アンダルシアンと騎乗者の人馬一体となった見事な動きから、さらには「お辞儀」「お座り」「クールベット(立ち上がり)」まで、馬と人との織り成す息の合った数々の演技をお見せします。
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○トリックホース (ポニーの演技)
アメリカではトリックホースと呼ばれ、サーカス等でも披露されています。演者がポニーに合図を送り、お辞儀から始まります。後ろ肢2本で立ち上がって、そのまま歩いたり、シーソーで遊んだり、椅子に座ったりして観客の皆様を楽しませます。
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○Freedom Horse
Show 〜白馬との調和〜 (ポニーの演技)
一切の道具から解放された馬を地上から操るという独自の調教法による演技。この人馬のコンビが繰り広げる演技は、馬が実に自由に、自然に楽しそうに走りまわりながら調教師の指示通りにさまざまな技を披露するところがみどころです。調教師が犬と遊ぶように馬と遊びながら、呼んだら人の後を付いてきたり、馬に後ろ向きに乗ったり、走る馬の上に立って乗ったりと、馬と会話をしながら人馬一体の境地をお見せします。
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○ロングレーン (ポニーの演技)
ロングレーン(長手綱)によって、馬を操り演技を披露します。馬には乗らずに、ロングレーンによって馬場馬術的な難度の高い運動をします。パッサージュ(弾力のある速歩)やピアッフェ(その場での速歩)、スペイン常歩、クールベット(立ち上がり)などお見せします。
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○サイドサドル (横鞍)
横鞍とは、馬に跨らずに両足を左側に置き、横向きに乗るための鞍です。「女王の鞍」とも呼ばれ、起源は600年くらい前のヨーロッパ大陸の荘園にさかのぼります。当時の鞍のデザインは、騎手が顔を前方に向けるために腰を無理にひねらなければなりませんでした。その後改良され、19世紀後半には、イギリスの乗馬好きな女性たちの間に広まり、普通の鞍と同じように障害飛越をすることも出来るようになりました。 当苑では、音楽にあわせた女性たちの華麗な演技をお見せします。
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○軽乗
走る馬の背の上で行う体操で、アメリカやドイツでは競技としても盛んですが、騎乗者の基礎訓練の為にも行われているもので、勇気・リズム感・平衡感覚・美しさ・馬の動きを捉える感覚を養うことに役立っています。特に小さなこどもたちにとっては、大きな馬を怖がることなく親しませる良い方法です。オリンピックの花形競技である体操のあん馬種目は、この競技を体操用に進化させたもので、馬の代りに馬の型をしたあん馬を使って選手が演技します。なお、軽乗では、同時に2人、3人で組んで行うこともあり、互いの協力と息を合わせることが重要となります。
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