自治体病院サテライト化一部先送り つがる西北五

 青森県五所川原市など6市町の自治体病院再編について協議する「つがる西北五広域連合」(連合長・平山誠敏五所川原市長)の正副連合長会議が13日、五所川原市内のホテルであり、サテライト医療機関の指定について一部の結論を先送りした。五所川原市は中核病院建設予定地の変更を検討していることを報告した。

 広域連合は西北中央病院(五所川原市)を母体に中核病院を新設し、鯵ケ沢町立中央病院、つがる市立成人病センター、鶴田町立中央病院、公立金木病院(五所川原市)の4カ所をサテライト化する。このうち2カ所は規模を縮小し、残り2カ所は無床診療所とする。

 非公開の会議後、平山市長が記者会見し、金木病院をサテライト病院、鶴田町立中央病院を診療所に転換する、と発表した。

 一方、つがる市は成人病センターを独自に建て替え、再編後に広域連合がサテライト病院として運営するよう提案。鯵ケ沢町も住民の利便性を理由に町立中央病院の存続を主張し、結論は先送りされた。

 中核病院の建設予定地は五所川原市郊外の漆川工業団地だが、地元商工会議所などが今月8日、平山市長に市中心部の西北中央病院の敷地に変更するよう要望。平山市長は「サテライトについては次回で結論を出したい。建設地変更は検討中で、申し上げる段階にない」と述べた。
2008年09月14日日曜日

青森

政治・行政



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