坂の傾斜やカーブの曲がり具合をどこまできつくするかなども、自治体が判断できるようにする。ただ、地方が独自の基準で整備し、構造上の問題が原因で事故が発生した場合、自治体の責任が重くなる。そのため、どれだけ地方が積極的に取り組むか不透明な面もある。(座小田英史)
◇
〈道路構造令〉 道路法にもとづく政令。70年に今の形となった。道路の全国的な統一性や安全性を確保するために、県道1車線の幅は2.75メートル以上、歩道は2メートル以上などといった基準を定めている。道路を新設、改築する際に国や自治体はこの基準に従うよう定められている。