2教員逮捕で県教育長陳謝 教室内撮影には疑問の声
寺田隆士県教育長は十二日の定例教育委員会で、八月と九月に教員が窃盗容疑などで逮捕された二件について陳謝した。このうち一件で犯行発覚の決め手になった教室でのビデオ撮影に対し、委員からは疑問の声が上がった。
長崎市立中の村尾亮講師(29)が、二月にパチンコ店で客の財布を盗んだ容疑で八月三十日に逮捕。九月八日には、同市立小の青木実教諭(38)が同僚教諭のバッグから金品を盗もうとした窃盗未遂容疑で逮捕された。寺田教育長は「強く憤りを感じている。県民に深くおわび申し上げる。不祥事の再発防止に取り組む」と述べた。
青木教諭は、同僚教諭が教室に置いたビデオカメラによる録画で犯行が発覚。委員からは教室での撮影に疑問の声が上がり、事実確認を求める意見が相次いだ。県教委義務教育課の池田浩人事管理官は「カメラには児童は映っていなかったというが、教室での隠し撮りは適切でないと考えている。長崎市教委に事実を確認したい」と述べた。
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