読み手に配慮したふりがな
2008年09月13日 14:00
たまたま立ち寄ったトイレにあった
案内書きがおもしろかった。
おもしろかったといっても
ふざけたことが書かれているわけではない。
文面自体ははごく普通。
トイレ内の電灯は、自動感知式になっています。
約5分程度で自動消灯します。万一ご使用中に消えましたら
手を振る等、体を動かしていただくと再点灯します。
では何がおもしろいかというと、
この文についていたふりがな。
画質がよくないけど、
写真でみた方が早いかな。
ふりがながこのようにふられている。
- 電灯 → あかり
- 自動感知式になっています → ひとりでについたり、きえたりします
- 手を振る → てをふる
- 再点灯します → またつきます
読み手に配慮した見事なふりがなだと思った。
ここでふりがなをふる目的は
漢字の読み方を教えてあげることではなく
漢字が読めない人でも
案内書きの意味がわかるようにすること。
そもそも「自動感知式」が読めない人に
「じどうかんちしき」と言っても
何のことだかわからない可能性が高い。
この書き方なら、
ひらがなでわかるところだけを読んでも
あかりは、ひとりでについたりきえたりします
てをふる またつきます
何が起きるかも、どうすればいいかもわかる。
これで十分だ。
ふりがなに限ったことではなく
正確さより実効性を重視すべき場面では
こういう配慮が必要だと思う。
「ブラウザって何だ?」と聞かれたときに
ブラウザとは 【Webブラウザ】 - 意味・解説 : IT用語辞典
Webページを閲覧するためのアプリケーションソフト
と言っても多分わからない。
「インターネットを見るのに使うやつ」ぐらいかな。
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2008年09月13日 18:52
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