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事故米転売問題

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大阪のコメ加工販売会社が、農薬やカビなどに汚染された米を食用に転売し、利ざやを稼いでいた。

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<事故米転売>三笠フーズ、サンプル検査半分だけ

 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の汚染米転売問題で、同社が事故米の出荷前に必ず行ったとしていたサンプル検査が、実際は多くても半分程度の実施にとどまっていたことが分かった。流通先の保育園などで見つかった餅米から基準値の2倍の有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出されており、大半の米がチェックなしに出回ったとみられる。問題発覚後、三笠フーズの冬木三男社長は「すべての事故米を外部機関で検査した」と説明していた。(毎日新聞)
[記事全文]

【事故米不正転売】出荷20回…三笠フーズ、残留農薬検査は4、5回だけ - 産経新聞(9月13日)
事故米転売 三笠フーズ社長、危険性を認識 会見で謝罪  - 「会見の一問一答」の一番最後に「すべての事故米を外部機関で検査した」。毎日新聞(9月6日)

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汚染米不正転売“禁断ビジネス”の背景 数年前に「自殺も考えた」 - 産経新聞(9月13日)

経緯に三笠フーズの「転売業者と流通経路」も - 関連情報エリア

非食用の事故米穀の不正規流通米の回収について - 報道発表資料。農林水産省

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経緯

米の卸売り加工業者「三笠フーズ」(大阪市北区)が、農薬やカビなどに汚染された非食用の事故米を食用に転用していたと、2008年9月5日に農林水産省が発表した。
当初、三笠フーズは九州の工場の判断で本社は関与していないと説明。しかし翌6日の会見で、冬木社長が転売を指示していたことを認めた。

転売業者と流通経路

  • 三笠フーズ(大阪市):流通経路(PDFファイル)
  • 浅井(名古屋市):流通経路(PDFファイル)
  • 太田産業(愛知県宝飯郡)流通経路(PDFファイル)

検出された殺虫剤、カビ毒

事故米とは

国が買い取って保管、販売する政府米(外国産を含む)のうち、水にぬれたりカビや基準値を超える残留農薬が検出されて食用に回せない米。工業用のりなど用途を限定して販売される。農水省によると03年度〜08年7月に計約7400トンを販売し、三笠フーズを含む計17社が購入した。価格は1キロ当たり10円前後で、せんべいや酒の原料として売られる食品加工用米の5分の1ほど。

ことば:事故米 - 毎日jp(毎日新聞)

農林水産省の報道発表

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