札幌市の回答に怒り心頭です。
何かといいますと、札幌市の行政委員などの報酬です。これらの非常勤の委員に、月額いくらの報酬が払われているかというと市選挙管理委員には、月一回程度の出勤で、16万4千円。教育委員会委員には、25万1千円。そして、市政を監視する札幌市オンブズマンの委員には月額65万円です。月9日程度の出勤で、これだけの報酬が支払われているんだそうです。
この高額な月額報酬などを見直すべきとした市民団体の申し入れに対し、札幌市がきょう回答を示しました。
(市民団体代表)「一言で言うと、総括でゼロ回答。字数多くて中身なし、この一言に尽きると思う」
市民団体は先月、札幌市の非常勤委員が現在、受け取っている高額な月額報酬を実働の日額に改めるよう上田市長に対し、申し入れていました。そして、回答期限のきょう、札幌市が市民団体に示した文書です。市は、委員それぞれの月額報酬について「知識や経験、職責などを勘案すると、現時点では適正である」ー。月額報酬とは別に支払われ、二重取りとの指摘もある日額報酬についても「現行の手法を採用する」としています。
(市民団体代表)「ひっ迫した財政状況の中で札幌市は市民の要望に対して真摯に受け止めたのかという疑念・疑惑を感じるのは私だけではない」
市民団体は、きょうの回答は甚だ不服だとして今後、上田市長に再び申し入れるほか、市議会で議題にのせるよう、議長などに要請する方針です。
(2008年9月12日(金)「どさんこワイド180」)
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