相好体操クラブ・その3
その2 よりつづく。
前回の写真の、上方を見上げるとこんな感じ。
窓からは下のフロアーが見えます。
2階にシャワーや会議室も備えた、体操専用体育館。
しかし、なぜこの土地に突然、体操クラブが?
公式サイトを見てもわかる通り、この会社の本業は調剤薬局であります。
相好体操クラブの代表、山本将之さんにお話を伺いました。
試合を見つめる眼差しは真剣ですよ
高校時代は京都で体操をしていたという山本さんは、福岡大学の薬学部に進み、就職。1998年に独立し、現在の会社の基盤となる調剤薬局を開業。それから10年近くかけて会社を大きくし、かねてからの目標であった「体操クラブの設立」に着手したのが2006年。国内大会に足を運び、三重に住み指導をするコーチを探したとのこと。
それにしても、独立して余裕ができたから・・・ではなく、大学在学当時から、独立の先には「体操クラブを作る」という目標があったというから凄いと思います。
元々は、四日市の地場産業である万古焼の会社、の厚生施設だったとのこと。そこが廃業して空いた建物を改装して作ったのが、現在の体育館。しかし、器具は新品で揃えられています。
それにかかるお値段は・・・・・体操ファンなら想像できますね。
確かに新品だなって感じの綺麗な器具でした。
なお、コーチ陣は男性ですが、平均台など女子の器具もあります。
スペース上、全部同時に設置することは出来なさそうですが。
さらに、隣接する土地にピット設備を建設する計画もあるそうで、並々ならぬ熱意です。
意外だったのは、代表本人は三重出身ではないということ。
きっと、三重のクラブ出身か何かなのだろうと思っていました。しかし「出身地である京都には既に多くのクラブがあるが、三重には少ない」ため、この土地に新しくクラブを作る意義を感じたそうです。というわけで最初はゼロだったわけですが、新聞広告などで生徒を募集し、口コミや紹介で、徐々に増えつつあるとのこと。ちびっ子だけでなく、初心者の高校生もいたりするそうですよ。
現在、四日市・鈴鹿・松坂の3都市にある体操教室。
近い将来、県内の他の都市に4つ目の計画もあるらしい?
ちなみに、上坂昌也選手は松坂教室担当。
この日、上坂選手の応援に来ていたちびっ子たちが、手製の横断幕?(ゲーフラってやつですかね)を持っていて、似顔絵つきで可愛いかったなあ。三重の地理に詳しくない私、みんな近所だから来てるのかと思いきや、松坂から四日市までは結構離れているそうです。遠くから応援にきてくれたんだね。上坂選手の他にも、「○○センセイがんばって」 という声援が多く、ああ、みんなコーチなんだなぁ~、と感じました。
そしてそして。こちらの総ヘッドコーチが、わたくし(管理人)が、長年応援しております山田辰也選手。コナミから移籍。埼玉や群馬からも離れてしまって、関東人としては寂しいですが、久しぶりにちゃんと演技してる姿が見られてうれしかったです。丸2年ぶりくらいかも。近年は棄権だったり、負傷したりしていたので・・・
新たに選手を獲って常に団体を、という類のチームではないようなのですが、とりあえず、現在いる選手はみなまだ現役ですので、出来る限り社会人チームとしても上を目指すとのこと。
今年の目標は「全日本団体出場」(全社とインカレの合計成績で8位以内)だそうです。
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