東日本旅客鉄道(JR東日本)は首都圏向け通勤車両を量産する自社工場に10億円以上を投じ、自動生産設備を増強する。2011年までにロボットと組み合わせた素材の切断装置や溶接装置を順次導入。素材価格高騰などを受け、低コスト生産体制作りを進める。
新津車両製作所(新潟市)で月内に素材の切断装置を刷新、加工効率を4割上げる。09年初頭までに車体のパネル製造で自動溶接装置を取り入れた新ラインを構築する。車体の下部に取り付ける台車の生産でも専用棟を増設して新型の自動加工機を導入、11年冬の稼働を目指す。(07:00)