明太子のルーツ探る 共著「開発史」を出版 元水産大教授の今西氏と元文部省調査官の中谷氏
2008年9月13日(土)10:30 朝鮮半島から日本に渡り「辛子めんたいこ」として全国に知られる、明太子のルーツを探った新刊書「明太子開発史」が出版された。著者は水産大学校(下関市)元教授の今西一氏(81)と、教え子の元文部省調査官の中谷三男氏(67)。明太子の誕生や流通の足跡を7年がかりで調査した同書は「博多名物」で知られる辛子めんたいこの日本でのルーツを「戦前の下関」に見つけ出している。「明太子開発史」(A5判)は全9章、441ページの力作。第3章で約100ページに渡って明太子(辛子めんたいこ)の誕生、製造、流通の足跡を詳述した。朝鮮半島の保存食だった明太(スケトウダラ)卵の塩・トウガラシ漬けは明治後期、半島に居住していた邦人らに「明太子」と名付けられ、釜山の日系商店が本格製造を始めた。同時期に関釜連絡船が就航(1905年)、下関に明太子がもたらされたという。
戦前の下関では、朝鮮から送られた明太子を全国に出荷。入荷した明太子の取り扱い高が日本一だったことを伝える新聞記事(1939年、関門日日新聞)も紹介し、下関が日本での「辛子めんたいこ」の発祥地であることを明らかにした。
一方で、戦後になって博多の商店が調味液に浸した明太子の新製法を開発。福岡市に製造業者が急増し、新幹線の開通(1975年)も追い風となって、明太子が全国的に広がったとしている。
著者の今西氏は「一衣帯水の日韓で共同開発された明太子の歴史を史実に基づいて考察した著書が、明太子産業や水産業振興の一助になれば」と話している。
同書は開発史のほか、辛子めんたいこの製造法、流通と販売、原料のスケトウダラなどについても各章で詳細に記述している。定価5880円。発行元は成山堂書店(東京都新宿区)=03(3357)5861。
=2008/09/13付 西日本新聞朝刊=
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