13日午前2時ごろ、茨城県大洗町磯浜町のアパートで、住人の鮮魚店店員、袴塚(はかまづか)武美さん(55)が左胸から血を流して倒れているのを訪ねてきた知人の女性が見つけ、119番した。町消防本部から連絡を受けた県警水戸署員が駆け付けたところ、室内にいた無職の妻(56)が包丁で袴塚さんの胸を刺したと認めたため殺人未遂容疑の現行犯で逮捕した。袴塚さんが搬送先の病院で間もなく死亡。同署は殺人容疑に切り替えて調べている。
調べでは、妻は精神科病院への入院歴があった。妻は「けんかになり、かっとなって刺した」と供述しているという。【原田啓之】
毎日新聞 2008年9月13日 11時11分