愛知県の業者が事故米を不正に転売していた問題で、中部国際空港会社(愛知県常滑市)は13日、事故米を原料にして作ったあられを空港ラウンジの利用客に無料で提供していたと発表した。このあられは、同県知多市の竹新製菓が製造した「ピリカラコンビ」で、既にラウンジから撤去した。利用客から健康不良の訴えはないという。
同空港によると、12日に納入業者からの連絡で判明した。旅客ターミナルビル2階の国際線出発エリアのグローバルラウンジで、竹新製菓が自主回収対象期間としている11日までの4カ月間に無料提供したのは小袋1691袋。また出発エリアの免税店でも、同期間に小袋19袋が入った大袋576袋が販売されていた。【河部修志】
毎日新聞 2008年9月13日 14時14分(最終更新 9月13日 15時50分)