川西市は、同市保健センター(同市中央町)内にある「市応急診療所」の平日診療を今年度いっぱいでやめることを決めた。休日診療(日、祝日と年末年始)は続ける。
市は市立川西病院が83年に移転したのに伴い、跡地に建てた同センター内に同病院付属診療所を開設。90年からは市応急診療所として、平日午前に内科と外科、休日(午前10時~午後5時)に内科と小児科の診療をしていた。小児科診療は、阪神北広域こども急病センター(伊丹市)の開設(08年4月)に伴って廃止していた。
内科と外科の患者数は、90年度の1日あたり63人から07年度同29人にまで減少した。同市の診療所数が、90年度76から08年度95と25%増加したことが影響しているのではないかとみている。同市は「公的機関としての任務は果たせたと思っている」と話した。休日は民間診療所が休みとなるため、診療を続けることにした。【池内敬芳】
〔阪神版〕
毎日新聞 2008年9月13日 地方版