東金市、九十九里町、大網白里町の3市町で計画していた「新地域医療センター構想」を巡り、大網白里町議会救急医療対策特別委員会(中村正委員長)は12日、「3市町による救急医療体制については、10月中旬をめどに最終報告を出すため協議を継続する」との中間報告を示した。
この構想については、大網白里町が6月議会で「県の財政支援などが不透明。病院経営は3市町では不可能」などとして関連予算案を否決。救急医療問題を検討する特別委を設置し、医療体制作りを検討してきたが、結論は先送りされる格好になった。東金市、九十九里町は、それぞれ6月議会で関連予算を可決している。
堀内慶三町長は「話し合いを継続するのは結構だが、住民のための救急医療対応を可能にするために真剣な議論を願いたい」と話した。【吉村建二】
毎日新聞 2008年9月13日 地方版