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沖縄ノート訴訟、控訴審が結審 判決は10月31日

2008年9月9日

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 太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が住民に「集団自決」を命じたとした岩波新書「沖縄ノート」をめぐる訴訟の控訴審第2回口頭弁論が9日、大阪高裁で開かれ、3月の一審・大阪地裁判決で敗訴した元戦隊長側と、著者で作家の大江健三郎さん(73)側がそれぞれ最終的な主張を述べ、結審した。判決は10月31日に言い渡される。

 集団自決をめぐり、控訴した元戦隊長側は「軍が住民に命じるやりとりはなかった」と主張。大江さん側は「軍に命令されたとする住民証言は多数ある」と反論し、控訴棄却を求めた。元戦隊長側は「一審判決後も同著が発行され、精神的苦痛は増した」として、慰謝料などの請求額を一審段階より1千万円多い3千万円とした。

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