札幌医大(今井浩三学長)と公立はこだて未来大(中島秀之学長)は12日、患者の視点に立った地域医療サービスの構築に向け連携協定を結んだ。
連携に基づく共同研究では、札幌医大が医師を派遣している函館市立病院など道南の病院で、情報処理に定評があるはこだて未来大が患者の動きや待ち時間などを分析。時間の有効活用や、案内システムの開発などを目指す。
今井学長は「医療系大学と情報系大学が結合し道民のためになるような連携としたい」とあいさつ。中島学長は「地域のバスと連携し、患者が自宅を出た際に病院の情報が伝わるようなシステムも開発したい」と語った。【横田愛】
毎日新聞 2008年9月13日 地方版