2008年9月13日 12時30分更新
医師不足で救急患者の受け入れを休止していた武雄市民病院が救急患者の受け入れを再開して10日で1か月がたちました。
この1か月で去年8月の2倍に相当する112台の救急車を受け入れたということです。
医師不足のためことし4月から救急患者の受け入れを休止していた武雄市の武雄市民病院は2年後に民間に移譲されることが決まっていて移譲先の医療法人「池友会」から医師の派遣を受けて8月に救急患者の受け入れを再開しています。
12日は再開から1か月がたったことを受けて病院の現状などが報告されました。
武雄市民病院によりますと先月11日の救急再開から10日までの1か月間に受け入れた救急車の台数は112台と去年8月の1か月間に受け入れた台数の2倍になったということです。
また救急を再開する前の1か月間では入院患者の数は845人でしたが再開後の1か月間は1464人と70%余り増加したということで武雄市民病院では病院としての信頼性が回復してきているとみています。
武雄市の樋渡啓祐市長は「市民や患者から感謝の声が届き多くの方に満足してもらっている。
今後はほかの自治体にも救急の受け入れが可能であることを呼びかけていきたい」と話しました。