岡山放送局

2008年9月12日 19時5分更新

チボリ、県の対応を検証


ことしいっぱいで閉園が決まった倉敷チボリ公園について、公園の経営を巡る県の対応が妥当だったかどうかなどを検証する外部の有識者による委員会が12日、発足しました。

この検証委員会は、県が設置したもので、岡山大学大学院の中村良平教授など外部の有識者、4人がメンバーとなりました。

12日開かれた初めての会合で岡山県企画振興部の大森部長が、「閉園が決まりたいへん責任を感じている。第3者の独立した立場からチボリ公園事業を検証していただきたい」と話しました。

これに対して委員長に選ばれた中村教授が「財政、経済、会計などの面から客観的な立場できちんと検証して行きたい。」と述べました。

このあと、県の担当者からこれまでの経緯などが説明されたあと、委員による話し合いが持たれ、第3セクター方式で経営を行ったことが適切だったかどうか、県が補助金を出したことが適切だったのかどうか、さらに岡山県と倉敷市の連携が十分に取られていたかどうかなどの点について、詳しく検討していくことになりました。

検証委員会では今後、2回から3回程度会合を開き、ことし11月をめどに結論をまとめることにしています。