 |
2008年9月12日(金) 19:15 |
|
 |
湯原温泉を走るエコディーゼルカー
自然の中にある温泉を守ろうという取り組みです。身近にあるもので身の周りの環境を守る活動が、真庭市の湯原温泉で広がりを見せています。
温泉の説明をしながら旅館街を走る車。実はてんぷら油を燃料にして走るエコディーゼルカーです。 岡山県真庭市の湯原温泉。露天風呂番付で西の横綱とされるなど、日本を代表する温泉の一つです。 湯原温泉は自然湧出の温泉。川をきれいにして、町のシンボルでもある温泉をいつまでもきれいに残そうと、4年前から生活廃水として川にも流されていたてんぷら油を使って、エコディーゼル燃料の生産を始めました。 旧湯原町内の28ヵ所のゴミステーションには、天ぷら油回収容器が設置されており、旅館や家庭から出る天ぷら油を持ち寄ることが出来ます。回収量は年々増加しており、昨年1年間では、およそ4万リットルの天ぷら油が集められました。 通常のディーゼル車に比べると、年間およそ100トンもの二酸化炭素削減につながっています。身近にある大切な川を汚さないことを目的に、住民が一体となって取り組んでいます。 現在、旧湯原町内では20台のエコディーゼルカーが、主に従業員の移動に利用されています。また高速バスの停留所や近隣の駅へ向けて観光客の送迎も行っており、利用者からも好評です。 湯原温泉では、今後、エコディーゼルカーをきっかけに、様々な形で環境活動を広げたいと話しています。
|
|