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研究助成プログラム 研究助成応募案内
2008(平成20)年度 トヨタ財団研究助成プログラム
基本テーマ:「くらしといのちの豊かさをもとめて」
募集期間 | 2008年3月10日(月)〜同5月10日(土) |
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助成額 | 1件当たり2000万円を上限とする |
助成予定総額 | 1億5000万円 |
助成期間 | 2008年11月1日より1年間または2年間 |
募集結果 | 9月の理事会にて決定 |
プログラムの目的と実施概要
資本、人、技術、情報などの自由な移動を特徴とするグローバル化は、1990年代初頭から始まり、今後もなお拡大しながら継続していく現象です。このグローバル化現象の一つの特徴は、それをうまく使いこなした社会には、多くの資源が集中してくるのに比して、うまく使いこなせない社会からは、逆に資源が逃避していくということです。たとえば日本は、国家の次元でも、地域の次元でも、このグローバル化に対して対応することに遅れています。このため、内部にさまざまな矛盾を抱えるようになり、その中でも地域の衰退は喫緊の課題となっています。しかも、このような不均衡に取り組むべき国家の対応力には能力的にも、財政的にも限界が見えてきています。このことは、地域が人間の帰属の基本的な単位の一つであることを考えると、重要な意味を持ちます。また、同種の現象は広く国際社会に見出すことができます。
これを踏まえて、2008年度のトヨタ財団研究助成「くらしといのちの豊かさをもとめて」プログラムにおいては、「グローバル化のもとでの地域の活性化」に焦点を当てます。そして、「グローバル化の流れの中で地域が、国家や国際社会との関係を積極的に見直しながら、自らを柔軟に再編成してその潜在的活力を引き出すことができるのか」についての解答を提示しうる領域横断的かつ課題解決志向の強い調査研究プロジェクトならびに基礎研究プロジェクトの提案を募ります。
またその際には、単なる短期的な処方箋ではなく、近未来において例えば日本と国際社会をどのような方向に動かしていくのか、同様に日本国家と地域の関係ならびに国際社会と地域の関係をどのように再定義するのか、というより大きな領域を視野に入れることが望まれます。現在においては、地域が閉鎖・孤立した形で生き延びることは不可能に近いからです。
皆さんに取り組んでいただきたい研究課題は、以下の通りです(順不同・また下記のうちの複数の課題の組み合わせでもかまいません) 一方、これ以外の領域に属するプロジェクト課題でも、上記のプログラムの目的との関連が説得的なら問題ありません。いずれの場合でも、前段下線部で述べた点を留意することが期待されます。
- 人づくり
- 制度改変
- シンボル・文化の創造や再創造
- 新たな資金の流れ
- 地域の再編成のための拠点形成
- 新たな人の流れ
助成概要
●助成金額および総額
ひとつのプロジェクトあたり、2000万円(1年間・2年間プロジェクトのいずれの場合も)を上限とします。
本年度の助成金総額は、1億5000万円の予定です。
●助成期間
・1年間プロジェクトの場合、当該年度11月1日から翌年度10月末日まで。
・2年間プロジェクトの場合、当該年度11月1日から、翌々年度10月末日まで。
●助成の決定
7〜8月に開かれる選考委員会の審査に基づき、9月開催の理事会で正式決定されます。採否は、翌月に文書にて連絡いたします。郵便事情による遅延がありえます。
●助成の実施
助成を受ける方は、当財団と覚書を交換いただきます。それに基づき企画を実施することとなります。また、助成期間の終わりには、報告書類を提出いただきます。なお、2年間プロジェクトの場合、中間時にも別に報告書類を提出していただきます。
●間接経費、一般管理費
応募者が所属する組織の間接経費、一般管理費は助成の対象になりません。
募集概要
応募資格
国籍、性別、学歴などによる制限はありません。ただ、一定以上のプロジェクト・マネージメント能力(スケジュール管理、プロジェクト・チーム内の問題意識の統合やメンバー間の役割調整、財団側とのコミュニケーションなど)は強く求められます。
※本年度代表者としてこのプログラムに応募される方は、同時にプロジェクトリーダーとして「アジア隣人ネットワーク」プログラムに応募することはできません。
募集要項・企画書書式の入手方法
公募期間中(3月10日〜5月10日)本ページよりダウンロードしてください。
●取り寄せを希望される場合
郵送料分の切手を同封の上4月25日までにトヨタ財団宛にお申し込みください(普通郵便は140円相当、速達郵便は410円相当)。申請用封筒の表に「研究助成募集要項・企画書書式請求」とご明記ください。
また、日本語版、英語版のどちらをご希望かについても明記してください。なお、海外から申し込みの場合は、郵送料の切手の同封は不要です。
企画書提出方法と提出先
企画書に必要事項を記入の上、トヨタ財団宛に5月10日(当日消印有効)までに書留にてお送りください。なお、海外からはクーリエ便あるいはEMSにてご送付ください。提出いただくのは、企画書1部のみです。ファックス、電子メールでの応募は受け付けません。また国内からの宅急便での提出もお避けください。
提出先〒163-0437 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル 37階 私書箱236号
トヨタ財団 研究助成係
応募締切日
2008年5月10日(土)厳守してください。なお当日消印有効です。
個人情報について
応募書類から得た応募者の個人情報は、選考(審査)・審査および統計資料作成、本人への連絡等の事務作業に使用します。また、法令で認める場合を除き、本人の同意なく上記目的以外に使用することはありません。
詳細は「個人情報保護について」をご覧ください。
注意事項
- 一度提出いただいた企画書の差し替えはできません。
- 採否の結果がでるまではつねに連絡の取れるようにご留意ください。
- 採否の理由はお問い合わせに応じかねます。
- 提出いただいた企画書は返却いたしかねます。
- 提出いただくのは、企画書1部のみです。また添付資料も不要です。
- 企画書をホッチキスでとめる、あるいは製本することはお避けください。
- 送付した企画書がトヨタ財団に到着したか否かのお問い合わせにはお答えできかねます。
- 企画書を両面コピーの状態で提出することはお避けください。
- 企画書に虚偽の記述をしていることが明らかになった場合、仮に採択にいたっていてもグラント(助成金)の取り消しがありえますのでご留意ください。