ニュースブロードバンド品質、日本がダントツでトップ意外に強いヨーロッパ。ラトビアが4位に入るという番狂わせも。(ロイター)2008年09月12日 11時58分 更新
スウェーデンとオランダでは高速な光ファイバー接続とCATV接続へのアップグレード投資が盛んなため、欧州におけるブロードバンド接続の性能で1、2を争っている――。こんな調査結果が報告された。 Cisco Systemsのスポンサーにより英オックスフォード大学とスペインのオビエド大学が実施したこの調査では、世界におけるトップはほかを大きく引き離して日本が勝ち取った。 この調査は、コンシューマーが自分のブロードバンド接続をテストできるSpeedtest.netの計測結果に基づくもの。 合計800万に及ぶテスト結果が5月に集められ、調査の執筆者はアップロードとダウンロードのそれぞれの速度とレイテンシ(データパケットが送信者から受信者まで届くのにかかる時間)を組み合わせた「ブロードバンド品質指標」を出した。 英国、スペイン、オーストラリア、イタリアなどの一部先進国のブロードバンド速度は、YouTubeのビデオを見たりビデオチャットをしたり小規模なファイル共有をしたりするには平均的にやや不十分なレベルであることが、調査の結果で判明した。 Ciscoのマネージングディレクターであるフェルナンド・ジル・デ・ベルナービ氏は、ブロードバンド品質でラトビアが世界4位に入るといったサプライズはあったものの、先進国と比べるとブロードバンドに対応している世帯数自体が少ないと指摘。スロベニアとリトアニアもトップ10入りしている。 米国とロシアはそれぞれ16位と17位。その上にはブルガリアが、下にはフィンランドが位置している。 このランキングにおいては、ブロードバンドの普及度やコストについては考慮していない。 Webトラフィックを管理するルータやスイッチを販売しているCiscoは、世界の電話会社や大企業が増大するインターネット利用に対応するためにネットワークのアップグレードを実施することで利益を得ている。 ブロードバンド品質のトップ10は次の通り。
関連記事
[アムステルダム 11日 ロイター] copyright (c) 2008 Thomson Reuters. All rights reserved.
(翻訳責任について)
(著作権、商標について) 新着記事
Special
|