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すでに新聞・テレビなどの各報道機関により報道されておりますように、去る9月5日、浅尾美和の妹が交通事故の為、17年という短い生涯を閉じました。

平素から浅尾・西堀ペアを応援いただいておりますファンの皆様、ならびにさまざまな形でご支援いただいておりますご関係者の皆様には、ご報告が遅くなりました事、お詫び申し上げますとともに、先週のジャパンツアー岡山大会におきましては、応援のため会場まで足をお運びいただきましたファンの皆様に、突然の棄権という形で浅尾・西堀の活躍をお見せすることができませんでしたこと、この場をお借りして深くお詫び申し上げます。

最愛の妹の危篤の知らせは、岡山大会に向かう飛行機に乗り込む直前にもたらされました。浅尾は岡山到着後すぐに病院に向かいましたが、家族の励ましの甲斐なく、妹・美紀は厚い雲に覆われた空へと旅立ちました。

葬儀が終わって間もない今、事実、浅尾の愁嘆は筆舌に尽くしがたいものがありますが、私どもといたしましても、本人がこの深い悲しみの試練を乗り越え、一日も早くビーチのコートに立って皆様に浅尾らしいプレーと笑顔をお見せできる日がくることを切に願い、短い時間の中で話し合いを行いました。

その際、浅尾本人から「私が頑張ることが残された家族への励ましにもなるし、何より美紀への一番の供養になるから」と、9月13日から福井で開催されるグランドスラム大会への出場の意志が伝えられました。

浅尾美和は、この大きな試練を前向きにとらえ、今回の悲しい出来事を力に変え、4年後のロンドン・オリンピックを目指してなお一層ビーチバレーに打ち込む所存でおりますこと、皆様にご報告させていただきます。

最後に、浅尾・西堀ペアへの変わらぬご声援をお願いさせていただき、皆様へのご報告とさせていただきます。

株式会社エスワン

皆様へ / 浅尾美和からのメッセージ


報道でご存知の方も多いかもしれませんが、私の妹-美紀-が交通事故に遭い、
先週9月5日金曜日の午後、他界しました。

高校のバレー部で一生懸命頑張っていた美紀。
私が帰省する度に、明るい笑顔で迎えてくれた美紀。
歳が離れていた美紀は、どうしようもないほど可愛くて、
小さい頃からいつも私とふたりの兄たちで美紀の奪い合いを
していたことを思い出します。

心の傷が癒えるまでには、まだしばらくの時間がかかりそうです。

ただ、17歳という若さで短い一生を終えなければならなかった美紀のためにも、
私がいつまでも悲しんでいるわけにはいかないんだと思っています。

今年7月のジャパンレディースでタケさんと私が初優勝をした時、
普段はほとんどビーチバレーの話をしなかった美紀が、
「優勝おめでとう!よかったね!」と自分のことのように喜んでくれました。
私がビーチバレーで頑張ることをあんなに喜んでくれたことが嬉しかった…。

だから私はビーチに戻ります。
4年後、美紀をロンドンに連れていくために。

金曜日の夜、美紀が長い時間苦しい毎日を過ごして頑張り続けた病室から、
久しぶりに家に帰ってきました。
とても穏やかな表情をしていて、美紀が苦しみから解放されたんだと思った私は、
不思議と嬉しいような気持ちになり、美紀とたくさんたくさん話をしました。

小さい頃のこと。
家族のこと。
そして、これからのことも…。

美紀のぶんまで、残された私たちが精いっぱい生きなくちゃ。
美紀もそれを望んでいます。

9月13日からの福井大会に出場します。
結果はどうあれ、前を向いて歩いていきたい。
美紀がきっと力をくれる。
応援してくださる皆さんも、きっと力をくれる。

先週の岡山で突然の棄権をしてしまったことでガッカリさせてしまった皆さんと
たくさんの関係者の皆さんへのお詫びの気持ちもこめて、
精いっぱいのプレーをしたいと思います。

これからも、西堀・浅尾ペアを変わらず応援していただけることを
心から願っています。

浅尾美和
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