【Sports Watch】曙が緊急提言、「俺たちを角界に呼び戻せ」

大麻取締法違反容疑で警視庁に逮捕された元幕内・若ノ鵬に、大麻吸引を断固として否定するロシア出身の元幕内・白露山と元幕内・露鵬。不祥事の相次ぐ角界に、更なる激震となったロシア人力士の大麻問題は、騒動が収まらないまま、１４日（日）から東京・両国国技館で秋場所が始まろうとしている。

そんな中、外国人力士で初の横綱となった、第６４代横綱・曙が緊急提言。１１日発売のスポーツ紙「東京スポーツ」のインタビューで心境を語った。

「何でこんな事になっちゃったのか・・・」と嘆きの言葉で始まった曙のインタビュー。３力士については、「会いたいね。もうイスでバーン！だよ」と怒りを露にした。

さらに「高見山さん（東関親方）が４０何年間相撲協会にいて、一生懸命自分も相撲を取って。そういうことがムダになってしまう」と話し、これまで築いてきた外国人力士の歴史を汚されたと怒り心頭の様子。

師匠の東関親方は来年定年を迎えることになるが、曙は「外国人力士のアドバイザーとして協会に残るべき」といった主張も。そして、「ＫＯＮＩＳＨＩＫＩさんとか俺たちを呼び戻せばいい。日本語とか覚えられるような外国人専門の教習所みたいのを作るべき。それぐらいしないと世の中は納得しない」と、自ら今後の改革に着手する意欲をみせた。

最後に、「相撲がスポーツになった。相撲“道”に戻さなきゃいけない。真正面からぶつかるキレイな相撲を取る。相撲人気を取り戻すには、やっぱり取っている相撲ですよね」と、業界の原点回帰を願った。