もともと1920年代に、アメリカの女性がナイロンストッキングをはき始めた頃に使われ出したのがはじまりといわれているんだ。当時(とうじ)のストッキングは、まだ質(しつ)が良くなかったので、ふつうの洋式便器(ようしきべんき)にすわると、伸びたり伝線(でんせん)してしまったりしたんだって。そこで中腰(ちゅうごし)の姿勢(しせい)でおしっこが出来る“サニスタンド”が生まれたらしい。
その後、日本でも発売(はつばい)されたんだけれども、日本ではやはり女の人が立っておしっこをすることに抵抗(ていこう)が強くて、あまり広まらなかったようだ。
今では、「男女兼用(だんじょけんよう)の小便器(しょうべんき)」があったことじたい信じられないことだよね。
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