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9月、雲南省昆明市石林イー族自治県でサニ族の少年7人による婦女暴行事件の裁判が結審した。少年らは民族の風習に従っただけと反論したが、裁判所は懲役3年から8年の判決を下した。写真はサニ族。

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13歳少女を拉致暴行、加害者は民族の風習と弁明―雲南省昆明市
2008年9月、雲南省昆明市石林イー族自治県でサニ族の少年7人による婦女暴行事件の裁判が結審した。少年らは民族の風習に従っただけと反論したが、裁判所は懲役3年から8年の判決を下した。10日、法制日報が伝えた。

今年4月初め、サニ族の少年5人がオートバイに乗って県市街地に出かけ、少女2人を拉致、わいせつな行為に及んだ。少女のうち1人はまだ14歳だった。同月12日には新たに2人の少年を加え、再び市街地で13歳の少女2人を拉致した。1人は自力で逃げ出したものの、残る1人は暴行を受けている。逃げ出した少女からの通報を受けた警察は14日、少年らを逮捕した。

裁判では、少年たちは拉致は民族の風習に従ったものと弁明した。サニ族は奇岩奇石が林立することで知られる石林イー族自治県に住む少数民族で、法律上はイー族の一部として扱われている。この民族の男女交際には独特の風習がある。それは未婚の男性が女性を誘う時、嫌がるそぶりを見せる女性を強引に連れ帰り一夜を共にするというもの。少年たちは村内で同様の行為をした時には問題にならなかったとして、犯罪という意識がなかったことを訴えた。

しかし、裁判所は「民族の風習を口実とした悪質な犯罪だ」と認定、犯行当時14歳、15歳と未成年だった少年2人を除き、1人に執行猶予付き懲役3年、残る4人に懲役4年から8年の刑を下した。(翻訳・編集/KT)
2008-09-11 11:52:08 配信

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