11日午後1時20分ごろ、愛知県一宮市羽衣2丁目の一宮競輪場で開かれていた「一宮市市営一宮競輪」(第51回オールスター競輪)第1日の第7レース中、内田慶選手(27)=日本競輪選手会栃木支部所属、宇都宮市=が別の選手と接触し、落車した。内田選手は頭を強く打ち間もなく死亡した。
同競輪場によると、内田選手は400メートルのコースを5周回るレースの最終周回の第3コーナーで、他の選手に挟まれた状態となり転倒した。
内田選手は02年8月にプロデビュー、現在S級1班に属している。04年のアジア自転車選手権日本大会個人追い抜き4千メートルで1位となったほか、全プロ自転車競技4千メートル個人追い抜きで6連覇を達成している。
内田選手はファン投票で選ばれ、この日のレースに出場。第11レースには、北京五輪の男子ケイリンで銅メダルをとった永井清史選手も出場した。