(CNN) 自転車レースの世界最高峰ツール・ド・フランスで前人未到の7連覇を達成した後、引退していたランス・アームストロング(米国=36)が9日、現役復帰を表明した。
アームストロングはライブストロング基金を通じて声明を発表し、がんに対する社会の関心を高めるため復帰を決めたことを明らかにした。アームストロングは25歳で精巣がんと診断され、積極的な治療で病を克服した経験を持つ。
アームストストロングは24日、クリントン・グローバル・イニシアティブが開催する大会からの現役復帰を正式発表する予定。それまではコメントを控えるとしている。
自転車関連メディアのベロニュースは8日、匿名関係筋の発言として、アームストロングが復帰してフランスや米カリフォルニアなどの5大会に出場すると伝えた。
また、米誌バニティ・フェアのウェブサイトに9日掲載された単独インタビュー記事で、アームストロングは来年のツール・ド・フランスに無報酬で出場し、大会8勝目を狙う意向を表明した。アームストロングはまた、ドーピング(禁止薬物)検査結果を公表し、薬物疑惑を否定した。