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Trend Guide 映画の流行や業界事情を徹底紹介!
[映画ウラ事情]
第11回:最近、テレビドラマにハリウッドスターが出演するのはなぜ?
09.12 更新
 「名犬ラッシー」や「コンバット!」、「マイアミ・バイス」「X-ファイル」など、一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。これらの作品に代表されるように、昔からアメリカ産の海外ドラマは人気があり、現在でも「24」や「SEX AND THE CITY」「Lの世界」といった米ドラマがブームを引き起こし、高いポテンシャルを有するジャンルとして市場の注目度は高い。それは製作サイドのハリウッドも同じだ。

 以前のハリウッドでは、テレビドラマは映画の二番煎じ的な存在でしかなく、ドラマでブレイクして映画業界へ、映画界での人気に翳りが出てきたからドラマで再び顔を売って映画へ戻るなど、俳優にとってもテレビドラマは足がかり的なものでしかなかった。

 好例を挙げるとすれば、キーファー・サザーランドだ。青春スターとして活躍するも、ジュリア・ロバーツに結婚式の直前に逃げられてからケチが付き始め、ほぼB級映画専門役者に。だが、「24」のジャック・バウアー役で見事に返り咲き、現状は誰もが知るところだろう。キーファーのように典型的なパターンもあるが、ここ数年のドラマ業界に異変が起こりつつある。人気も実力も兼ね備えたハリウッドのトップスターたちが率先してテレビドラマに出演、製作も務めるようになったのだ。

 一体、何が起こったのか――。
第11回:最近、テレビドラマにハリウッドスターが出演するのはなぜ?
ヒュー・ジャックマンが手掛けた
ミュージカル調のドラマ「ビバ・ラフリン」は打ち切りに。
(C)Globe Photos (C)DailyCeleb.Com/NANA TSUSHIN
 その背景には、映画のネタ不足とドラマのクオリティ向上がある。アメリカのテレビドラマ業界は日本以上にシビアな世界だ。視聴率が悪ければ1回だけの放送であろうと打ち切りが決定、中途半端な形で終わることも多い。そのため、常に求められるのが脚本の秀逸さだ。

 つまり、2時間ほどで終わってしまう映画とは違い、伏線をこれでもかと張り巡らすことも、キャラクターにとてつもない深みを与えることもでき、正直、ネタがマンネリ化した映画よりも厚みのあるものが多い。そして、面白ければ海外へも輸出が可能。要するに、テレビドラマは金になることが分かったのである。そうなると、製作サイドはより売りやすくするため、ハリウッドスターを出演させようと画策する。俳優側も良質なものであることは理解しており、マンネリよりは斬新なものをと、出演に前向きな姿勢を見せる。双方の思惑が一致した結果、映画スターがドラマに出演するのだ。

 また、成功すれば長く続くテレビドラマは金銭的な面からも美味しい代物。特に、拘束時間が短く、自分の名前を視聴率にも活かせる製作総指揮は俳優にとって魅力的だろう。ニコラス・ケイジが「ドレスデン・ファイルズ」、マーク・ウォールバーグが「アントラージュ★オレたちのハリウッド」と製作総指揮に名を連ね、共にいい結果を残している。とはいえ、ヒュー・ジャックマンが製作を手掛けた「ビバ・ラフリン」はたった2回で打ち切り。ハリウッドスターといえど、厳しい現実を突きつけられるのがアメリカのテレビドラマ業界。これが日本だったら……そう考えると、答えは容易に想像がつくが、甘くないからこそ米ドラマは面白いのである。


※9月15日(月)は休日のため、第11回目は12日(金)に更新いたしました。


■過去の記事:
第10回:映画には劇場、映画館には作品が必要。では、両者の力関係は?
第9回:ちょくちょく聞かれる映画ファンド、素人が手を出しても大丈夫?
第8回:劇場で流れる予告編に隠された、知られざる真実とは?
[映画ウラ事情]
映画業界のウラ側や疑問を、映画ライター・安保有希子が読み解く。(毎週月曜日更新)
映画ライター:安保有希子
映画ライター:安保有希子
1975年生まれ。夕刊フジ、日経エンタテインメント、DVDレビューなど、新聞・雑誌で執筆する傍ら、ラジオで映画コメンテーターを務める。ジャンルを問わず映画を鑑賞するが、好んで足を運ぶのは、B級とホラーとアニメ。そのため、オタクと勘違いされやすいものの、決してそうではない、と頑なに言い張っている。
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