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出産一時金:09年から38万円に増額 厚労省

 厚生労働省は、出産した母親に健康保険から支払われる35万円の出産一時金を、09年1月から38万円に増額することを決めた。1月から産科医療補償制度がスタートし、分娩(ぶんべん)費用が上がることに伴う措置。11日の社会保障審議会部会に提案し了承された。

 産科医療補償は、新生児が先天性でない脳性まひで生まれた場合、医療過誤の証明がなくても母親に3000万円を給付する制度。産科医院や助産所が民間保険に加入し、1回の出産につき3万円の掛け金を払って原資とする。その分が分娩費用に反映されるため、06年10月以来、2年3カ月ぶりに出産一時金を上げることになった。

 運営主体の日本医療機能評価機構によると11日現在、制度に加入した分娩機関は73%。日本産婦人科医会は、100%の加入を促すため出産一時金を分娩機関が直接受け取れる制度改正を求めており、厚労省は地域事情に応じた一時金の増額などを検討している。【清水健二】

毎日新聞 2008年9月12日 19時23分

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