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研修医死亡:奈良県が賠償金 遺族と和解へ

 奈良県は11日、県立三室病院(三郷町)で院内研修を受けた後に死亡した内科の男性臨床研修医(当時26歳)の遺族に対し、研修で過重な負担があったことを認め、損害賠償金8300万円を支払って和解する方針を明らかにした。遺族が06年5月、「長時間で精神的緊張の高い過重な労働が死につながった」として、県に約1億5000万円の損害賠償を求めて奈良地裁に提訴。地裁が和解案を示していた。

 県によると、研修医は04年1月8日午前まで院内で研修を受け、体調を崩して午後に帰宅。その後、宿舎で心室細動を発症し、翌日死亡した。03年4月から勤務。03年10月~12月の月平均時間外研修は114時間に達し、月3回の当直をこなしていた。【中村敦茂】

毎日新聞 2008年9月11日 大阪夕刊

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