「町長指摘」で落札工事辞退 富谷町議会が事実関係調査宮城県富谷町が6月に発注した漏水復旧工事の指名競争入札で工事を落札し、契約した仙台市泉区の業者が若生英俊町長と懇談後、「町長のご指摘により辞退します」との辞退届を出して契約を破棄した問題で、町議会は11日、議員全員協議会を開き、総務常任委員会がこの問題を調査することを決めた。全員協議会は非公開で行われた。複数の町議によると、一部町議から「調査は不必要」との意見も出たが、「このままでは町民に説明がつかない」「議会の責任で調査すべきだ」との意見が相次ぎ、最終的に全会一致で総務常任委員会が調査することを決めた。 契約を辞退した会社社長によると、若生町長に「町長選で当選したときのお祝いに来なかった」「あなたの会社にはいいイメージがない」などと強く言われたため、「侮辱された」と判断して落札工事の辞退届を出した。 若生町長は社長の証言を否定しており、懇談に同席した梅津慶一上下水道課長は「町長は『町民の利益になる仕事ができないのであれば、再考すべきだ』と指摘しただけだ。圧力はかけていない」と話している。
2008年09月12日金曜日
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