8月の北京五輪女子マラソンに出場した中村友梨香選手(天満屋)が10日、岡山市内で開かれたトークショー(おかやま適塾主催)に武冨豊監督とともに出席し「自分の力を出し切れなかった。悔いが残る」と13位に終わった初の五輪を振り返るとともに、4年後のロンドン五輪出場に意欲を見せた。 日本選手としてただ一人完走した中村選手は「ゴールの瞬間はほっとしたが、徐々に悔しさが募った」と心境を吐露。初の世界舞台に「体調は良かったが、周囲は有名選手ばかり。遅れてはいけないという気持ちが先に立ち、勝負する勇気が持てなかった」と語った。 その一方で「フィジカル面など自分に足りない点も分かった。4年後に再挑戦できるよう、少しずつ強くなりたい」と力強く決意を述べた。