2008年9月11日 20時10分更新
岡山県内有数の西洋イチジクの産地として知られる備前市で、赤く色づいたイチジクが収穫の最盛期を迎え、農家の人たちが作業に追われています。
備前市では、昭和63年から西洋イチジクの栽培が始まり、今では20戸の農家が合わせておよそ2ヘクタールの土地で「桝井ドーフィン」という品種の西洋イチジクを栽培しています。
このうち横山一朗さんの畑でも、8センチほどの大きさに育ったイチジクの実が赤く色づいていて、朝から収穫に追われています。
西洋イチジクは日本イチジクに比べて甘みがあっさりとしていて、果肉が固めなのが特徴で、ジャムなどに加工してもおいしいと評判だということです。
横山さんは、「ことしは実が大きくなる夏場に雨が少なく、日照が充分だったため、例年と比べて甘くて色づきのよいイチジクが出来ました」と話していました。
収穫されたイチジクは、主に岡山市内へ出荷され、ことしは例年とほぼ同じのおよそ35トンの出荷量を見込んでいるということです。
イチジクの収穫は、11月上旬ごろまで行われます。