素手でコップを握り潰す
日蓮「立正安国論」全訳注 (講談社学術文庫 1880) (講談社学術文庫 (1880)) 価格:¥ 735(税込) 発売日:2008-06-10 |
拉致を認めて謝ったキム総書記と、平壌まで乗り込んで拉致被害者を取り戻した小泉首相と、英雄あつかいされてもおかしくない筈だったのに、当時の福田官房長官がそれを台なしにしてしまったというんだが、今回も六ヶ国協議で進展が見えてきたとたんに辞任してしまうという、まぁ、よっぽど日朝正常化したくない人なんだろう。実際、日朝国交正常化というけれども、北朝鮮が本気で「改革・開放」なんかやったら一瞬で日本の在日に乗っ取られる。おいら、以前から言ってるように、北朝鮮の本体は日本にあるのだ。で、日本と北朝鮮、ふたつの国が結びついたとすると、それは中国大陸に打ち込まれた強烈な資本主義のクサビとして、東アジアの歴史を、たしかに変えてしまうだけの意味を持っている。日本の首相として初めて平壌を訪れた小泉純一郎に対し、北朝鮮の金正日総書記は、拉致問題に関し、「特殊機関の一部が妄動主義、英雄主義に走った」と弁明。「責任ある人々は処罰した。遺憾なことで率直におわびしたい」と語ったのだ。日本のほとんどの人々は、それを当然のことと考えたが、北朝鮮の超トップ、神様以上の存在が拉致を認め、謝罪の言葉を口にしたことは、途轍もない行動だった。この一瞬は、まさに歴史的事件だった。日朝関係は一気に良化に向かい、小泉純一郎の平壌訪問は大成功と評価されてもおかしくなかった。
ところが、その直後に日本の首相官邸で行われた記者会見で、情勢が一変した。会見に臨んだ官房長官が、北朝鮮を激烈に非難したことにより、日本のムードが「歓迎」から「非難」に変わったのだ。金正日・北朝鮮は「悪の権化」と認定され、小泉=金正日による「日朝平壌宣言」は紙屑同然、無視されるべき宣言書に貶められてしまった。
小泉とかキムとかは「結果を恐れぬ不屈の闘志」というヤツで、アレだ、むかし、いしいひさいちの漫画であったんだが、コップを握り潰す男の話。素手でコップを握り潰すヤツを「凄い」と思うか、「危ない」と思うかは、そら、人次第なんだが、福田首相はそこまでの度胸はないわけで、結果として辞任と考えると判りやすいかも、です。で、行政調査新聞さんは
まぁ、アレだ、大アジア主義の香漂う結論なんだが、日本の首相というのはこうしてアメリカにもいい顔して見せ、朝鮮にもいい顔して見せたりと、八方美人を強いられるのが大変な商売なんだが、今度のオッサンばどうなのかね? おいらの見立てじゃ、オッサン、育ちが良すぎるのが足を引っぱると思うね。まぁ、今の政治家にズタボロになるまで叩かれてもメゲないだけの根性あるヤツがあまりいるとも思えないんだけどね。衆院の任期満了で総選挙までの、また一年間だけの首相ですか、そうですか。日本は、沈みゆく米国にしがみつく必要などない。絶対にない。過去の歴史を乗り越えて、アジアの友邦と共に未来を切り拓いていく必要がある。日本と半島の間には、切っても切れない長大な歴史があり、絡み合った糸がある。
かつて『立正安国論』(文応元年=1260年)を著した日蓮は、朝鮮半島の霊峰・白頭山こそ日本の防衛線だと説いた。文禄の役(文禄元年=1592年)、慶長の役(慶長2年=1597年)と二度の朝鮮に出兵した豊臣秀吉は、白頭山ほか朝鮮半島の七霊山に、龍脈を断ち切る楔を打ち込んだと記録されている。それらの楔が、今日なお、日本と韓国、北朝鮮の関係を悪化させているのかもしれない。
だが、日本は未来永劫アジアに生きる国家なのだ。それを忘れてはならない。
入院されたとのこと、お見舞い申し上げます。
が、入院されてからのエントリーにしびれっぱなしです。
1日も早い回復をお祈りします。
投稿 えびす | 2008/09/12 00:27
大アジア主義といえば、玄洋社ですな。
玄洋社といえば、福岡ですな。
とはいえ、ASOタンはその系譜ではナイようでww
福岡出身の首相、
広田弘毅氏とは比べるべくもないですが・・・。
投稿 ジジイ | 2008/09/12 00:33
やはり隠れ清和会。
しかしその目的は誰も知らず。
この際、政治家辞めて、テレビで明るいキャラを演じて、M1の審査員やったり、アド街っく天国出たり、チューぼーですよに出たり、たかじんの委員会の三宅先生の席うばったり、はじけてもらいたいもんです。
投稿 仕事人 | 2008/09/12 00:34
>過去の歴史を乗り越えて
言ってることはもう何年も前からネットではあちこちで見られ、話の内容はわかるんですがね。問題は向こうにも「過去の歴史を乗り越え」る用意が無いと難しいでしょうね。向こう側にそれだけの心の余裕は無いでしょう。彼らの心根を支える反日の理由のほとんどが嘘だったなんて認めるはずがありません。
日蓮が予言した国難の一つである元寇も、元はといえば元に日本を攻めるようにそそのかし、実質の侵攻軍の多数をしめた高麗人のせいですからね。結局日本はその国難によってホロン部ことは無かったわけです。昔、白頭山発言とか、その宗からいつも変なのが分派するなど日蓮は在日かwと大学で話題になりました。(もちろん嘘だとわかってますけど)
朝鮮出兵にしろ秀吉は朝鮮を攻めるつもりはなかったわけです。ただ通してと言ったら、明の属国であったためにそれは認められなかった。そして戦争になった。その戦争中、日ごろの悪性に苦しんでいた一般朝鮮人が脱走する上の連中に対し怒りが爆発し城を破壊したり宝を略奪したのを忘れてはいけません。
何にせよあの民族がすぐ変わるとも思えませんし、日本人の中にどっしりと根を下ろした彼らへの嫌悪感がすぐには消えるとは思えません。電通のハンリューブームではどうも弱い。もしできたとしてもユダヤの世界支配のように長い時間がかかるでしょう。俺らの代ではできてもその礎のみしか見られないでしょうね。
ま、在日が祖国が変だから帰れないという無駄に日本に居座る理由は無くなりますから、そこは帰ってもらえればそれは日本にとって良いことです。自由主義ユダヤアメリカ改革真理教もたくさんですが、アジアアジアのアジア民主主義人民共和国も、もううんざりですよ。
投稿 パンダ | 2008/09/12 00:44
アジアが結束する事を絶対に許さない強大な勢力がありますからねぇ。
日本に北朝鮮の二重底のガマグチを開かせるのは厳しいですね。
所で衆院は任期満了の総選挙になりますかね?
うちの選挙区の自民議員(清和会)がブーストアップしちゃってウザいんですがw
これだけ金掛けて一年後じゃこの人が可哀想過ぎますw
投稿 まんそ | 2008/09/12 00:52
「マル激トーク・オン・ディマンド、5金スペシャル(2008年08月30日)、映画とイラク戦争と大統領選挙」なかなかいいですよ。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2008/09/post-f0ba.html
アップしました。
投稿 SOBA | 2008/09/12 00:59
白 山→白頭山、七面山→七霊山
なぜカルトが白山やら七面山を霊山として
尊ぶのか。
カルト宗教の教祖は、みな超賎の性格してますね。
「かね・カネ・金」しか言わない。
信者さんはやめると例外なく開運する。
日本の神は親神様。親のように有難い。
投稿 omanuke | 2008/09/12 01:00
日朝国交回復を目指して小泉が北朝鮮に赴いた。そこで知らされた失踪者のむごい現実に小泉はうなだれてしまった。そこで、「首相、ここまで来たんですから平壌宣言の精神に則り、北との国交回復は何としても果たしましょう」というべきところを、安倍のバカが「帰りましょう!」とやってしまったわけだ。
拉致被害者の無念を思うと一概には言えないと思うが、本当にこれでよかったのだろうかと……。
投稿 阿井卯栄男 | 2008/09/12 01:01
>まぁ、アレだ、大アジア主義の香漂う結論なんだが、
香り漂うどころか、そのものですよ。
>中国大陸に打ち込まれた強烈な資本主義のクサビとして、
共和党はこの方針でしょう。で、韓国は捨てられたと‥
体制崩壊のコストの大部分を吹っかけられます。
日本も払わざるを得ませんが、南北併せて1.5羽ぐらいの鵜になればよいわけで。
中共の求心力低下は予想以上に進んでいるのではないでしょうか。
さて、福岡筑豊は大アジア主義の本拠地です。
さらに吉田茂の孫、米国留学とくればCIA。
今この時期に首相になるのは太郎さん以外にありません。
でもね、また満州に魅入られて泥沼化するのか‥
(檀君の呪いともいう)
投稿 Q | 2008/09/12 01:08