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フリースクールでの悲劇。

NINA / 2008.09.11 23:26 / 推薦数 : 0
やはり,このニュースに触れずにはいられません。

フリースクール、家族に施設見せず 入所者にも口止め(YOMIURI ONLINE)


フリースクールでの虐待のニュースには,本当に悲しい気持ちになりました。

もちろん,こんな事態が起きているフリースクールばかりではない(というか,この施設だけであってほしい…!!)とは思っているのですが。

一般的な全日制の高校に通えなくなって,自宅にひきこもったりひきこもりがちに過ごしたりしているこどもたちと診察室でお会いする機会はかなり多いのですが,診察に通ってみようと決心してくれるまでにも相当な時間をかけていろいろ悩んでいるもの。

ようやく決断して,思い切って受診してくれたこどもたちでさえ,「学校にはもう行きたくない・行くつもりはない」と私や親御さんの前でハッキリ口にすることが少なくない…。

それでも「高校は卒業しておいたほうがいいと思う」と話す親御さんたち,そして「そのほうがいいとはわかってはいるけど」と話すこどもたち。

そこからいろんな経過があって,いろんな変化があって,
(この部分は本当に治療の醍醐味というか,みるみる変わっていくこどもたちやご家族の姿を見せていただくのは毎回とってもワクワクします♪ こどもたちやご家族の底力ってすごいですよね!…まぁ,一方でそんな場面では私は恐ろしく無力なのですけど。)

「フリースクール,行ってみようかな…」なんてコトバがこどもたちから出るようになって。

でも,実際に見学したり編入したりするまでにはもう少し時間が必要だったりもして。
そうやって,彼らが精いっぱい勇気を振りしぼって,強大な不安に打ち勝ってフリースクールへ通い始めるまでの過程をみさせていただいている立場としては,フリースクールにはせめてこどもたちと親御さんにとって安心できる,信頼できる場であってほしいと願わずにはいられません。

幸い,私が臨床している地域ではこんな悲しいフリースクールの話はこれまで聞いたことはないのですけど。

…こどもたちをフリースクールで支えてくださっているみなさん,どうかこどもたちのよきサポーターとなってください!
よろしくお願い致します!!

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