SharePoint Portal Server 2001 を核としたコールセンター専用ポータルを構築し、そこにエージェントが必要とするすべての情報を集約しました。これにより、お客様からの問い合わせに対して 3 秒以内で情報サーチするというスピーディな対応を可能にし、顧客満足度を大幅に向上させています。
ユーザーコメント
「SharePoint Portal Server 2001 の導入によって、エージェントがお客様に回答するまでの時間を大幅に短縮することができました。より早く、より正確に、より丁寧に、エージェントが対応できるようになったことが、お客様へのサービス向上に直結していると思います」
株式会社新生銀行 システム企画部 部長 大川信之氏談
株式会社新生銀行
基幹業務システムの Microsoft Windows® ベース化や電話システムのフル IP 化など、次々と先進的なシステムを導入し、金融業界に新風を巻き起こし続ける株式会社新生銀行 (以下、新生銀行)。コールセンター業務においても 「3 秒以内の情報サーチ」 を目指し、必要な情報にスピーディにアクセスができる専用ポータルを構築しました。そのシステムを支えているのが SharePoint Portal Server 2001 です。
このコールセンター専用ポータル画面を構築したことにより、新生銀行では目標に掲げていた “ 3秒以内の情報サーチ” を容易に達成し、生産性を大幅に向上させました。また、現状に満足することなく、より使いやすいポータルへ成長させるために、新生銀行では Live サーバーの他に、もう一台テストサーバーを用意して、ユーザー自身でポータルを成長させる試みにも取り組んでいます。
「毎日、画面と向き合うエージェントにしてみれば、ほんの小さな工夫 1 つで使い勝手が大きく変わるものです。たとえばメニューの色を少し明るくするとか、タイトルの付け方をちょっとわかりやすくするとか、そんな小さな工夫が生産性向上につながるのです。そして、こういった提案は現場の人間にしかできないもので、管理者がいくら頭を絞っても浮かんでくるものではありません。その問題を解決するために、われわれはコールセンタースタッフが管理者権限でアクセスできるテスト用サーバーを開放し、コーディングすることなく XML 定義で容易に手を加えられるポータル環境を提供することにしました。ここでエージェントから提案された内容は、担当者のチェックを受けて採用されれば、即座に
Live サーバーに反映されます。こうして現場も管理者も全員で一丸となって、改善努力を続けることで、お客様へのサービスを少しでも向上させたいと考えています」 (平光氏)
また、お客様からよく受ける質問などを文書化し共有することで、より高いレベルの顧客対応を実現しています。ここで活躍しているのが SharePoint Portal Server 2001 の文書管理機能です。カテゴリ分けやチェックイン、チェックアウト機能を使うことで、情報の追加・更新が簡単に行え、常に最新情報が自由に取り出せるようになっています。