保岡興治法相下で11日、初めて3人の死刑が執行されたのを受け、「死刑廃止を推進する議員連盟」(会長・亀井静香衆院議員)や人権団体が抗議表明を出した。
議員連盟は声明で「福田首相が突然辞任し、自民党総裁選が繰り広げられている空白をついて執行した」と指摘。今年に入り4回計13人が執行された点を「死刑大国の道を歩み、機械的・規則的に死刑執行を積み上げている」と批判した。
一方、保岡法相は執行後の会見で「(首相辞任とは)全く関係ない。純粋に法的な手順に沿って対応しているし、手続きに誤りがないと判断した段階で時期を選ばず対応した」と述べた。【石川淳一】
毎日新聞 2008年9月11日 19時43分