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F15墜落、原因はエンジントラブルか
このニュースのトピックス:航空・海難・山岳事故
11日午後4時20分ごろ、西部航空方面隊第8航空団(福岡県築上郡)第304飛行隊所属のF15戦闘機が山口県見島沖南西約30キロの日本海に墜落した事故で、操縦していた村上宗一郎2等空尉(28)は墜落直前にパラシュートで緊急脱出、無事救出された。
航空自衛隊によると、事故機午後3時43分、築城基地を他のF15戦闘機6機と離陸、日本海の訓練空域で空中戦の訓練中、なんらかの理由で左右2つのエンジントラブルがほぼ同時に発生、推力が低下。
このため、村上2尉はエンジンの再スタートを試みたが再始動せず、機体のコントロールが不能になり、高度約800メートルで緊急脱出、その後、機体は海面に墜落した。
村上2尉は、出動した芦屋航空救難隊によって同日午後5時前、無事救出され築城基地に搬送されたが、切り傷などの軽傷で命に別状はないという。
空自では、事故調査委員会の担当者を築城に派遣、村上2尉や僚機のパイロットから事情を聴くなど事故原因の調査を開始する一方、海底の機体の引き揚げも検討する。