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2008/09/12

素手でコップを握り潰す

日蓮「立正安国論」全訳注  (講談社学術文庫 1880) (講談社学術文庫 (1880)) 日蓮「立正安国論」全訳注 (講談社学術文庫 1880) (講談社学術文庫 (1880))
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発売日:2008-06-10

北朝鮮問題が行き詰まると、おいら、このサイトを見る事にしているんだが、インターネット行政調査新聞さんです。川越とか東松山とかローカルな話題やってるんだが、北朝鮮についての「読み」も鋭いです。で、福田辞任を北朝鮮問題に絡めた見解なんだが、六ヶ国協議で日本が主導権握るのが見えてきたとたん、福田は辞任したというのだ。コレ、ちょっと微妙な問題なんだが、




日本の首相として初めて平壌を訪れた小泉純一郎に対し、北朝鮮の金正日総書記は、拉致問題に関し、「特殊機関の一部が妄動主義、英雄主義に走った」と弁明。「責任ある人々は処罰した。遺憾なことで率直におわびしたい」と語ったのだ。日本のほとんどの人々は、それを当然のことと考えたが、北朝鮮の超トップ、神様以上の存在が拉致を認め、謝罪の言葉を口にしたことは、途轍もない行動だった。この一瞬は、まさに歴史的事件だった。日朝関係は一気に良化に向かい、小泉純一郎の平壌訪問は大成功と評価されてもおかしくなかった。

ところが、その直後に日本の首相官邸で行われた記者会見で、情勢が一変した。会見に臨んだ官房長官が、北朝鮮を激烈に非難したことにより、日本のムードが「歓迎」から「非難」に変わったのだ。金正日・北朝鮮は「悪の権化」と認定され、小泉=金正日による「日朝平壌宣言」は紙屑同然、無視されるべき宣言書に貶められてしまった。

拉致を認めて謝ったキム総書記と、平壌まで乗り込んで拉致被害者を取り戻した小泉首相と、英雄あつかいされてもおかしくない筈だったのに、当時の福田官房長官がそれを台なしにしてしまったというんだが、今回も六ヶ国協議で進展が見えてきたとたんに辞任してしまうという、まぁ、よっぽど日朝正常化したくない人なんだろう。実際、日朝国交正常化というけれども、北朝鮮が本気で「改革・開放」なんかやったら一瞬で日本の在日に乗っ取られる。おいら、以前から言ってるように、北朝鮮の本体は日本にあるのだ。で、日本と北朝鮮、ふたつの国が結びついたとすると、それは中国大陸に打ち込まれた強烈な資本主義のクサビとして、東アジアの歴史を、たしかに変えてしまうだけの意味を持っている。

小泉とかキムとかは「結果を恐れぬ不屈の闘志」というヤツで、アレだ、むかし、いしいひさいちの漫画であったんだが、コップを握り潰す男の話。素手でコップを握り潰すヤツを「凄い」と思うか、「危ない」と思うかは、そら、人次第なんだが、福田首相はそこまでの度胸はないわけで、結果として辞任と考えると判りやすいかも、です。で、行政調査新聞さんは

日本は、沈みゆく米国にしがみつく必要などない。絶対にない。過去の歴史を乗り越えて、アジアの友邦と共に未来を切り拓いていく必要がある。日本と半島の間には、切っても切れない長大な歴史があり、絡み合った糸がある。

かつて『立正安国論』(文応元年=1260年)を著した日蓮は、朝鮮半島の霊峰・白頭山こそ日本の防衛線だと説いた。文禄の役(文禄元年=1592年)、慶長の役(慶長2年=1597年)と二度の朝鮮に出兵した豊臣秀吉は、白頭山ほか朝鮮半島の七霊山に、龍脈を断ち切る楔を打ち込んだと記録されている。それらの楔が、今日なお、日本と韓国、北朝鮮の関係を悪化させているのかもしれない。

だが、日本は未来永劫アジアに生きる国家なのだ。それを忘れてはならない。

まぁ、アレだ、大アジア主義の香漂う結論なんだが、日本の首相というのはこうしてアメリカにもいい顔して見せ、朝鮮にもいい顔して見せたりと、八方美人を強いられるのが大変な商売なんだが、今度のオッサンばどうなのかね? おいらの見立てじゃ、オッサン、育ちが良すぎるのが足を引っぱると思うね。まぁ、今の政治家にズタボロになるまで叩かれてもメゲないだけの根性あるヤツがあまりいるとも思えないんだけどね。衆院の任期満了で総選挙までの、また一年間だけの首相ですか、そうですか。

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