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「金総書記、介助あれば起きあがれる」 韓国国防相

2008年9月11日20時34分

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 【ソウル=箱田哲也】韓国の李相憙(イ・サンヒ)国防相は11日、国会国防委員会で、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が平壌市内の烽火診療所に入院している可能性があることを明らかにした。また委員会で政府側の説明を受けた与党議員は金総書記の容体について「術後の回復が早く、介助してもらうと起きあがれる程度」と語った。

 国防委員会は非公開で開かれた。出席議員らによると、李国防相は現在の金総書記の所在についての確実な情報はないとしつつも、衛星写真を見せながら、「8月14日以降、烽火診療所に多くの乗用車やバスが出入りするようになっている」と述べた。烽火診療所は金総書記専用の医療機関とされる。

 韓国政府では情報機関の国家情報院トップが10日、金総書記は「脳卒中か脳出血とみられる」と国会の委員会で報告した。国防相も11日の委員会で「脳の疾患で倒れた後、手術を受け回復中だ」との見方を示したという。

 ただ、いずれも確定的な証拠や情報はないのが実情のようで、韓国政府の判断に対して「未確認情報はたくさんあるが、病名や容体を含め、断定できる段階ではないのではないか」(外交筋)との声も出ている。

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