塩釜市の塩釜港で02年、宇都宮市の通信制高校の女子生徒(当時16歳)の遺体が見つかった事件で、殺人罪などに問われた無職、菅原幸司被告(36)に対し、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は21日付で上告を棄却する決定を出した。懲役18年とした1、2審判決が確定する。菅原被告は無罪主張していた。
1、2審判決によると、菅原被告は02年7月、携帯電話の出会い系サイトで知り合った生徒と金銭トラブルになり窒息させて殺害、遺体にコンクリートブロックをくくりつけて塩釜港から海中に沈めた。【北村和巳】
毎日新聞 2008年8月24日 地方版