ベネズエラに爆撃機派遣 ロシア、米国をけん制【モスクワ11日共同】インタファクス通信などによると、ロシア国防省は10日、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機ツポレフ1602機が同日、南米ベネズエラの軍事基地に到着したことを明らかにした。グルジアへの人道支援を名目に、ロシアが勢力圏と見なす黒海へ軍艦を派遣した米国をけん制する狙いとみられる。 ロシアは年内に反米政権のベネズエラへ艦隊を派遣し、カリブ海で合同演習を行う可能性があるとも表明しており、同国と至近距離にある米国の反発は必至。南オセチア問題で激化した対立をさらにあおりそうだ。 AP通信によると、ベネズエラのチャベス大統領は爆撃機派遣を歓迎。自ら搭乗する意向を示し「ヤンキーの覇権は終わった」と述べ、米国の一極支配への対抗心をむき出しにした。
【共同通信】
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