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中之島に巨大観覧車計画 京阪電鉄が中之島線の集客に

2008年9月11日

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写真ロンドンの大観覧車「ロンドン・アイ」=英国政府観光庁提供地図   

 京阪電気鉄道の佐藤茂雄・最高経営責任者(CEO)は11日、大阪市・中之島地区に観覧車を建設する構想を明らかにした。10月19日に開業する中之島線の乗客を増やすためという。実現には障害も多そうだが、ロンドン・テムズ川の「ロンドン・アイ」と同様の巨大観覧車を念頭に置いているという。

 大阪市内のホテルで開かれた関西プレスクラブ主催の講演で話した。ロンドン・アイは直径135メートルで世界最大級。巨大観覧車はシンガポールや中国・天津でも建設され、集客に成功した例もある。大阪市内でも天保山の観覧車(高さ112.5メートル)や梅田「HEP FIVE」の観覧車(高さ106メートル)が人気を呼んでいる。

 ただ、建設には場所や数十億円とみられる費用をどうするかがネックになる。佐藤CEOは「(資金を負担する)ファンドやスポンサーが付けば可能だ。中之島を観光や文化交流の拠点にしたい」と実現に意欲を示した。

 また、中之島線の開業当初は地上を約100メートル歩かなければ乗り換えできない同線の大江橋駅と地下鉄御堂筋線淀屋橋駅間について「地下通路が必要不可欠だ」と述べた。将来は地下で直結させる考えという。(上栗崇)

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